TOEICテスト文法頻出600問
鹿野 晴夫
中経出版 刊
発売日 2005-07-01
価格:¥2,100(税込)
Part 5対策書としては秀逸 2005-11-15
文法問題集というよりも、TOEICパート5の約七割を占める語彙・慣用句問題対策に重点をおいた問題集です。 語彙・慣用句問題は類書で勉強しても手薄になりがちなところであり、本書がこれだけの数のTOEIC的な語彙・慣用句問題をまとめて提供していることは高く評価できます。また、パート5に限って言えば、本書が現在のTOEICの出題状況を最も忠実に反映した問題集の一つであろうということも、異論はありません。 しかしパート6については事情が異なります。現時点のTOEICのパート6は、例えば高橋 基治「TOEIC(R)テスト パーフェクト英文法攻略」(コスモピア)で見事にパターン整理されているような文法問題がいまだに主流であり、本書が力を入れている語句問題はむしろ少数派であるというのが実情であると思います。 本書も文法問題を扱ってはいますが、その解説の淡白さと体系性の欠如は先行する数多くの優良類書と比べるとどうしても見劣りがします。「出題パターンを覚えるといった安直な対策はTOEICには通用しない」(本書p.1)と本書の著者は類書を批判していますが、この種の問題については高橋氏の前掲著作や藤井哲郎「〈パターンで解ける〉TOEIC TEST文法・語法」(語研)、松野守峰「TOEICテスト 文法解法の公式80 パーフェクト攻略」(桐原書店)で示されているような極めて強い出題傾向がTOEICには存在し、そのパターンを覚えることで飛躍的に解答速度を高めることができるのは厳然たる事実です。 以上のような理由により、私は本書をパート5対策の補強として類書と併用するという使い方をおすすめしたいと思います。特に、900越えを狙ってパート5での失点の可能性を極力押さえ込みたいと考えている方には、本書は必携でしょう。
壁にぶち当たっている中級者以上の方用でしょう 2005-10-22
何度かTOEICを受けたことがありますが、PART5,6の対策が必要と薄々感じていたところで購入してみました。
まず、本書の特徴は基本的な語法に的を絞って重点的に学習できることだと思います。動詞+前置詞の用法に始まって接続詞に至るまでTOEICのリーディングセクションで高得点を取るに基本的そして必要な要素をある程度網羅してくれています。
ただし基本的とはいえ、リーディングスコアが400以上の方でも1週目は1/4~1/3程度間違えたりするかも知れません。(実際私がそうでした。)
それはこの本を何度も繰り返すことで解消されると思いますが。
ちなみに文法についての解説は簡潔に書かれているので、基礎的な文法知識がある方が対象の本だと思います。そういった意味で、タイトルに中級者以上の方と書かせて頂きました。
本書の学習後、次回のTEST結果でどうスコアに反映されるのか、自分自身も楽しみにしています。
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この記事は2006/6/6に作成しました。
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