定年後に1から始めて一流学者になる方法
鷲田 小彌太
青春出版社 刊
発売日 2002-06
定年後から始まる第3の人生を魅力あふれるものにするために、何かを学び直そう。単に勉強するだけでなく、学者になろう、それも一流の学者に。ロングセラー『新 大学教授になる方法』の著者がすすめる、人生挑戦への痛快な指南書。
伊能忠敬は家業を50歳で引退し、52歳で20歳近くも年下の高橋至時に師事し、大日本沿海輿地全図完成という偉業を成し遂げた、いわゆる「定年後の人」である。忠敬のように、定年後20年、30年と続く第3の人生こそ、仕事に追われてできなかったことに専念しよう。そして、せっかくなら一流になろうと、著者は説く。
学問を究めるには、専攻する分野の「トップの仕事」を徹底研究し、最低5人の仮想敵を作り、誰にも負けない有力分野を作ることが必要だ。この方法で、1日8時間の研究活動を続ければ、3年で並の学者は追い越せるはずだと著者は言う。既存のモデルがあるのだから、先発組に追いつくのは簡単だ。市場でも後発の中国が完全に日本を追い上げている。学問の場面で同じことができないわけがない、と。
一流の学者になる4つの方法が詳しく説明される中で一番のおすすめは、今の仕事をエネルギーにして「定年10年前からゆっくり準備するコース」だという。どんなことでも準備期間は楽しいから、定年までの10年間が充実する。そして定年後の長い期間を一流の学者として過ごせるのだから、こんなにすばらしいことはない。
学者になる方法と銘打ちながらも、仕事を、生活を、人生を、自分を、もう一度見つめ直すことができる本になっている。やがて定年を迎えるすべての人に読んでほしい1冊である。(篠田なぎさ)
いつから始めても学者にはなれます 2002-09-21
著者は、大学教授になる方法の旧バージョンで田園的な研究生活と
大学教授のレベルの低さを公表し、教授を「一般人」にしました。新バージョンではバブル崩壊後、教授は敷居の高い暢気ではない
商売に変わったことを報告し、博士課程への進学を勧めました。この本では「教員」になることは全く奨めていません。タイトルは定年後としていますが、いつから始めても教員でなく
学者にだったらなれると言いたいのでしょう。大学教授に学者と
呼べるような業績を残している人は実際ほとんどいません。著者が言うように学者になりたかったら専門書をを1,000冊
キッチリ読んで自分の本を3冊書けば誰でもなれます。
でも普通の人にはかなり苦痛な作業でしょうね。
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