一杯の紅茶の世界史
磯淵 猛
文藝春秋 刊
発売日 2005-08-19
紅茶のうんちくを語りたくなる解説が豊富 2005-10-10
リプトン、トワイニングなど日本でもよく知られた茶商の成立や、中国の山奥で失敗作として生まれた紅茶の由来、茶の分類など、ついうんちくを語りたくなる分野の知識を縦横に解説していて興味深い。本の後半で、レモンティーもアイスティーもティーバックも今世紀のアメリカで生まれたというくだりがある。イギリス人は「紅茶の邪道な飲み方はすべてアメリカで生まれた」というそうだが、本書を一通り読むと、紅茶がそもそもお茶の飲み方として間違ってるのに、なんて笑ってしまう。筆者は中国から東南アジア、インド、イギリスと世界を渡り、直に見た現地の飲茶の習慣を伝えているのも興味深い。楽しめる本である。
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