インベストメント・スーパースター ― ヘッジファンドの素顔とその驚異の投資法
ルイ・ペルス /Lois Peltz
パンローリング 刊
発売日 2001-12-29
13人のスーパースターマネジャーの詳細を取り上げることによって、ヘッジファンドの現状と歴史について解説した『The New Investment Superstars』の邦訳。著者のルイ・ペルスはマネージド・アカウント・レポーツ社の編集長を経て、2001年にはオルタナティブ投資向けの情報サービス会社のCEOを務めている。本書はとかく誇大に報じられるヘッジファンドについて、著者がジャーナリストとして、また金融のプロとして、実際にスーパースターマネジャーにインタビューを行ったうえでその実情に迫っている。
著者によると、ヘッジファンドのスーパースターマネジャーには、10代のころから投資にかかわっている、アイビーリーグを卒業しているかMBAを取得している、ファンダメンタルズ調査を重視する、投資委員会を設置している、バランスのとれた生活を送っている、時間があればスポーツなどをして過ごすなどの共通の特徴が見られるという。
内容は4部構成になっており、第1部「ヘッジファンド業界について」では、ヘッジファンドの過去の出来事がタイガー・マネージメントやソロス・ファンドの話を織り交ぜながら説明されている。第2部は本書の核となる内容で、スーパースターマネジャー13人について、投資スタイル、バックグラウンド、影響力、モチベーション等について触れられている。第3部は投資家の立場からと題して、ファンドマネジャーを別の角度から考察している。第4部は今後の展望である。
ヘッジファンドといえば、「相場を大きく動かす悪者」とセンセーショナルにとらえられがちであるが、より少ないリスクでより高いリターンを日々追求しているマネジャーたちの真摯な姿を知ることができる。(木村昭二)
スーパースター・マネージャーたちの紹介 2002-05-24
本書はヘッジファンド・マネージャーを紹介した本です。ヘッジファンド業界については、いろいろと本が出版されていますが、概説的な本ばかりで実際の運用担当者へのインタビューを行った本は他にはありません。 インタビューした対象も“スーパースター”級の人達ばかりです。このため、本書の価値は非常に高いものと言えます。 本書は4部構成から成りますが、第3部の「スーパースターマネージャー」こそが本書の一番おいしい部分です。そこでは、運用担当者個人だけでなくファンドそのものにも焦点を当て、規模、運用対象、手法など様々なことについてまとめられています。 ヘッジファンドやその運用担当者に関して貴重な情報が得られる本書は、トレードを行う人なら是非読んでおきたい1冊です。
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